多少作りにくいアキュレイトのYak-1b、本家ロシアのズベズダが完全新金型で作ってくれると思いきや、、、見事に期待を裏切られた、というのがソ連機ファン諸氏の声でした。
かつてアキュレイトが販売していたキットを、そのままズベズダが発売したものです。ズベズダの標準製品ではキャノピーは軟質系のプラですが、これは違い、普通に硬いプラのキャノピーです。なので、金型がロシアに行ったのでなく、韓国内で製造されて、ロシアで箱詰めされたとのウワサです。
赤い機首のコレは、ソビエト空軍第427戦闘機連隊の隊長、パーヴェル・チュビレフ大尉(Pavel Chuvilev)の1943年8月の乗機です。
キットに付属のマーキングですが、エデュアルドのキットにもあるマーキングです。説明書や解説本によって、白い帯が冷却器まで伸びていたり、伸びていなかったりしますが、写真では伸びているように見えます。資料本のイラストって、日本機やドイツ機もそうですが、写真と突合してみると、結構いいかげんなイラスト、絵師が多いのに驚きます。
ちなみにこの白帯、隊長機だからでなく、この頃、ドイツ軍もYak-1を多く使っていたため、敵味方識別用に描いたものとのことで、連隊全機に塗られたという説が有力です。そうすると、情景写真の列機にも、白帯を入れなくちゃいけませんでしたね。(^^;)
窓枠とアンテナ支柱は、白説と銀説がありますが、写真から判断すると、シルバーはもっと黒っぽく写るのが通常なため、白説と採用しました。
尾翼の星は白または銀のフチが、各社のデカールともありますが、写真ではフチがないように見えます。もう少しクリアな写真では、確かにフチの色が薄くは見えますが、単なる退色のようにも見えます。これ以外にも資料写真があるのでしょうか。
今回は、Bf109や列機は合成です。