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ハセガワ 1/48
日本海軍 NIK2-J
局地戦闘機 紫電21型

昭和20年
第343航空隊 戦闘301飛行隊
海軍一飛曹 清水俊信乗機

2022年製作、
2022年撮影。
Made in 2022,
Taken in 2022.


 343空は、50~60年代の少年誌が、司令の源田大佐の回顧録をそのまま戦記物にしたため、起死回生の大戦果を挙げたように今でも思っている方も多いようですが、残念ながら、日米双方の戦闘記録詳細など、資料がふんだんに公開されている現代では、真実が分かってしまっています。
 343空の初陣となる松山空戦は、日本側報告では52機撃墜、喪失16機の大勝利ですが、米軍側も64機撃墜、喪失14機(帰還後投棄含む。)の大勝利を報告しています。日米双方の戦闘報告の「撃墜した数」はダブルカウントや見間違いが出てくるため眉唾モノですが、「自軍の喪失報告数」は正しいと考えると、14対16でほぼ引き分けです。
 終戦までのすべての空戦をトータルすると、343空の喪失は96機、米軍側喪失は38機だそうです。機種別に見ると、P-51・P-47部隊との対戦合計では、343空の喪失は22機、P-51とP-47の喪失は0で、完敗です。また、「戦記物」ではF6FとF4Uはカモみたいに描かれたりしますが、343空の喪失は59機、F6FとF4Uの喪失は29機で、互角にもなっていません。
 343空の3人の戦闘飛行隊長オリメン全員が戦死していることからも、全般的に分が悪かったことが窺い知れます。

 今回のキットは戦闘301飛行隊機にしました。菅野隊長機で有名な戦闘301ですが、隊長機だけでなく、全機が日の丸に機番号を入れていたとされています。
 今回は、キットに付属していた戦闘407のデカール機番号03を入れ替えて30にしたつもりでしたが、戦闘301と407では、実は書体が少し違うんですよね。尾翼の数字も同じです。尾翼の書体が正しく、日の丸の中も同じ書体でなければなりませんでした。orz

※ピトー管とアンテナ支柱は収納のためゴムボンド着脱式、張り線はお絵かきです。










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