「桜花発進に際し最後の別れをする零戦搭乗員」という情景です。悲劇の神雷桜花戦闘隊を偲んで製作した情景写真です。
現実には桜花発進の時点では敵味方入り乱れての乱戦と思われますが、今回は私の独断で静かな情景に描いてみました。
キットは中古屋で見つけた永遠のゼロ限定版ですが、映画は実はわざと見ていません。きっと涙なしでは見られないような映画でしょうから、ツラいのデス。。。
買ったときは、これに付いている4人の立ちフィギュア(通常版と同じ。)が欲しかっただけなので、機体は作るつもりもなく放置していましたが、今回、一式陸攻24型と桜花の情景写真を撮るにあたり丁度いい機材だったので、製作しました。
史実の721空の機材といえば零戦52型乙が有名ですが、乙は数が少ないはずなので、52型や52型甲があっても不思議はないと思います。デカール機番は現実準拠というわけでも映画準拠というわけでもありませんが、キットのものを使っているので映画準拠と言うべきでしょうか。
敬礼する搭乗員は、実はコレのために製作した物でなく、陸軍64戦隊の加藤隊長の被撃墜場面用に製作したものですので、実は陸軍の色になっています。タミヤの疾風の搭乗員を使い、後から隼のあの狭い機内に乗せられるよう下半身は削除し、上半身も徹底的にあちこち削ってあります。首の角度を変え、右腕とマフラーはエポパテです。右手は零戦52丙に付属の、地上で手を振る整備兵から移植しました。そのため飛行中なのにグラブをしていません(^^;)。手の指の出来が非常に良いため、パテを盛ってグラブにするのが勿体無く感じてしまったので、飛行中なのになぜか素手です。