ハセガワの雷電です。とんでもないキットでした。二度と買いません。
キャノピーが、胴体と全然合わないのです。何コレ?というレベルです。写真では、画像修正でそれなりに見えるようにしていますが、胴体の幅より、キャノピーの幅が大幅に広いのです。
もう少し冷静な言い方をすれば、問題はハセガワキット全般の欠点である、反りと歪みの問題のような気がします。キャノピーの透明度を上げようと肉厚を極力薄くしたことによる、脱型後の歪みではないかと思います。金型では精密にキッチリ寸法が合っていると思いますが、ハセガワの技術が稚拙のため、金型から外した後の反り・歪みの考慮がされておらず、自然になすがままに任せ、結果的にキャノピーの幅が開いてしまう方向に反りというか、歪みが出てしまっていると思われます。
早い話、今の技術で無理ならキャノピーを薄くして透明度を上げるなどというつまらないことをせずに、まずちゃんと形になるように、反り・歪みの出ないよう、多少の肉厚をもって設計してほしいです。これはキャノピーに限らず、ハセガワ飛行機モデル全般の欠点です。胴体や翼のパーツも結構な反り・歪みがあるのです。
細かい部分にこだわって、全体のシルエットに致命的な欠陥が出るのは、2流メーカーにはよくあることですが、ハセガワは2流だという意識が私にはなかっただけに、2000年以降のハセガワ製品は残念なものが多いです。
ところで31型は21型の視界を改善するために、キャノピーの高さを増して、かつキャノピー前面の胴体を平らにそぎ取った型です。