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ハセガワ 1/48
日本海軍 J2M6
局地戦闘機 雷電31型

昭和20年
第256航空隊

2008~2013年ごろ製作、
2016年2月撮影。
Made about 2008-2013,
Taken in February 2016.


 ハセガワの雷電です。とんでもないキットでした。二度と買いません。
 キャノピーが、胴体と全然合わないのです。何コレ?というレベルです。写真では、画像修正でそれなりに見えるようにしていますが、胴体の幅より、キャノピーの幅が大幅に広いのです。
 もう少し冷静な言い方をすれば、問題はハセガワキット全般の欠点である、反りと歪みの問題のような気がします。キャノピーの透明度を上げようと肉厚を極力薄くしたことによる、脱型後の歪みではないかと思います。金型では精密にキッチリ寸法が合っていると思いますが、ハセガワの技術が稚拙のため、金型から外した後の反り・歪みの考慮がされておらず、自然になすがままに任せ、結果的にキャノピーの幅が開いてしまう方向に反りというか、歪みが出てしまっていると思われます。

 早い話、今の技術で無理ならキャノピーを薄くして透明度を上げるなどというつまらないことをせずに、まずちゃんと形になるように、反り・歪みの出ないよう、多少の肉厚をもって設計してほしいです。これはキャノピーに限らず、ハセガワ飛行機モデル全般の欠点です。胴体や翼のパーツも結構な反り・歪みがあるのです。
 細かい部分にこだわって、全体のシルエットに致命的な欠陥が出るのは、2流メーカーにはよくあることですが、ハセガワは2流だという意識が私にはなかっただけに、2000年以降のハセガワ製品は残念なものが多いです。

 ところで31型は21型の視界を改善するために、キャノピーの高さを増して、かつキャノピー前面の胴体を平らにそぎ取った型です。
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