ハセガワのキットはプラの材質が弱いからか、薄いからか、とにかく部品の合いが悪いことが多いです。反りが激しかったりします。部品の肉厚を増すか、大きな部品には桁を入れるなどして反り対策をしたうえで製品化して欲しいところです。
飛燕に限らずハセガワの飛行機は、同じモノを3つ作って3つとも違う感じで隙間や段差が出来たりもするので、反りなどの個体差と思いますが、いつも苦労させられます。部品自体はシャープなだけに、非常に残念なメーカーです。
とはいえ完成すると、非常にシャープな飛燕ができあがります。丁型は甲・乙・丙型よりも機首が延長されており、それもあってよけいにシャープな印象を受けます。
2016年現在でも、1/48の丁型はハセガワしかキットがありません。
マーキングは有名な飛行第244戦隊長小林少佐機。戦隊長は予備機も複数もっていたので、専用機の中の1機ということです。
実機は無塗装銀色の機体で部隊納入後、はじめは青のラインが引かれていました。しばらく後に、緑色の斑点迷彩が吹かれました。そのため、青のラインを器用に避けて斑点が吹かれていますが、今回はそこまでは再現しませんでした。斑点迷彩をした後に、付属の青ラインデカールを貼ってやりました。
デカールの青がちょっと濃い感じです。個人的には、もうちょっと65インディブルーぐらいの色合いが好きですが、実機はどんな色合いだったんでしょうかね。
2体のフィギュアは90年代終わりごろにこの飛燕に同封で限定発売されたもの。ジャガーの製品と思います。2010年代でも1/48レジンフィギュアは全メーカー合わせても数えるほどしか発売されていないので、貴重です。