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Trumpeter トランペッター 1/35
T-10M
ソ連 Soviet

2015年購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2016年1月。
Bought and assembled in 2015. Final painted and completed in January 2016.
2016年1月撮影。
Taken in January 2016.

 ついに出ました!私が待ち望んでいた戦車です。わけわからんソ連の試作戦車ばかり出してきたトランペッターが、やっと出してくれました。と同時にMENGも競作。もちろん私は安い方ということで、トランペッター製を購入。
 砲身は昔ながらのモナカ割りです。基部の防盾もあまり動きません。しかし最大の難点は、後部の4つのドラム缶型燃料タンクです。取り付け金具がエッチングのため、作業が非常にやっかいで面倒くさく時間もかかるうえ、4つを傾きなくきれいに整然と装着するのは、よっぽどのプロでないと不可能です。「薄いパーツはエッチングで限りなく薄く。」と「手軽に確実に歪みなく組み立てられる。」が両立しないという好例ですが、タミヤなら当然後者を優先するでしょう。私も部品はゴツくてもいいから、「手軽に確実に歪みなく組み立てられる。」ほうを優先する性格なので、このキットには本当に手を焼きました。2つは絶対に作りたくありません。また、この燃料タンクと右横の丸太を留めるベルトも、エッチングです。もうこうなると、トランペッターのバカの一つ覚えです。ベルト類まで金属だと、作業はしにくいし、接着しにくいし、うまくフィットしないしで、何もいいことはありません。普通に紙を切り出して作るのがベストです。グダグダ書きましたが、一度作ってみると、私が何を言いたいのか分かってもらえると思います。
 それ以外は普通にサクサク組めます。

 昔はタミヤが「T-10 JS-3」という商品名でT-10のおもちゃみたいなキットを発売していましたが、40年以上してやっと本格的なスケールモデルとして発売されました。60年代の戦車キットファンには非常になじみのある車両でしょう。私は既に絶版となっていた80年代に運良くシングルモーター版を4個普通の値段で購入し、当時一つを組み立てましたが、あまりにもおもちゃ然とした出来映えに唖然としました。どんなに手を入れても「スケールモデル」にはなり得なかったため、5年くらいで処分してしまいましたが、残りの3個は作らずに屋根裏に保存してあります。
 奥の車両はイージーモデルのT-55。
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