Bronco ブロンコ 1/35
巡航戦車Mk.Ⅱ A10
イギリス

2017年購入、完成。
Bought and assembled in 2017.
2017年撮影。
Taken in 2017.

 2017年8月、国内発売されました。イギリス戦車好きの私には「こんなものまで発売されたのか」と歓喜です!

 この戦車は全く有名ではないので、発売されたこと自体が奇跡ですね。他の中国メーカーのように、ドイツのワケの分からない計画戦車ばかりを発売するより、このような有名ではないけれども実戦にも参加した由緒正しき戦車を発売してくれたブロンコには感謝です。

 実車の車体は後のバレンタイン歩兵戦車とほぼ同一です。と言うか、コレの車体上部を再設計したものがバレンタインです。バレンタインは歩兵戦車にもかかわらず、それなりのスピードが出せましたが、快速の巡航戦車であるコレが母体だからなのです。というかコレは、巡行戦車Mk.Ⅰを重装甲化したもので、当初は重巡行戦車などと呼ばれていました。(後に、名称がアレコレ多いと混乱するとして、巡行戦車Mk.Ⅱと呼ぶようになりました。)

 実戦としては、1940年に大陸派遣軍に装備された車両がフランスでドイツ軍と戦いました。その後はアフリカ戦線でも使われましたが、すでに時代遅れとなっており活躍はできませんでした。

 さて、この模型は転輪の位置がカチッとは定まらないので、すべての車輪を一列にキレイに接着するには気をつかいます。不満点はそこだけ。あとは部品の精度が良く、サクサクピッタリ組み上がります。
 箱絵はなぜか、車長でなく砲手がハッチを開けて身を乗り出しています。左側の大きなハッチのほうが車長席なので、そちらを開けた状態に組んでみました。
 キャタピラはタミヤ1/48シリーズのような、部分連結式です。

 塗装はMr.カラー54カーキグリーンに黄色を少量混ぜたものと、16濃緑色との迷彩です。黒立ち上げのエアブラシです。
 デカールは貼ったら、薄めたエナメル黒でシャドー吹きよろしく、馴染ませてあります。
 ウェザリングはいつものとおり、タミヤウェザリングスティックの先端を、水で濡らした硬い毛の筆でしごいて、塗りたくっているだけです。

 ジオラマの小さい兵はズベズダの1/72。戦車の周りに撒いてあるのは、キャタピラと地面との隙間隠しのウーロン茶です。


 











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