サイパンの情景です。戦車のマーキングは、手描きのためヨレヨレです。
2枚目の写真は、2008年ごろに、タミヤの「パチッ」写真コンテストに応募して落選した時のものです。(他の戦車が何かの賞に入りました。)
2018年、ウェザリングスティックで戦車にウェザリングし直し、今の撮影技術で再撮影したものです。
九七式中戦車は当時から文句のない、秀逸なキットと評判です。現代では模型雑誌などで、ディテールアップなど指南されていますが、そんな細かいことは気にしません。(^^)
ただし現在では、金型がくたびれているのか、転輪のパーティングラインが激しいので、それを消すのがちょっと大変な作業ではあります。
旗手と軍旗は全体的に黒ずんでいます。当時は油絵具でのシャドウの付け方に少し失敗して、年月が経つと全体が黒ずんでしまいます。
軍旗は鉛板で製作。釣りに使う板おもりと同様のものです。しかし油絵の具との相性が悪く、年月が経つと、白い粉を吹き出します。戦車兵のあごひもも同様です。これ以降、鉛はやめて、旗はビールの空き缶(アルミ)で切り出すようにしています。
今回の再撮影にあたり、白さびは可能な限り除去しましたが、写真でも、ところどころ白っぽくなっていたり、旭日模様デカールの下から、錆がボツボツと浮いている感じです。
軍旗の棒の下が真鍮棒むき出しなのは、ベースに刺して固定するためです。