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ファインモールド 1/35
五式中戦車 チリ
日本

2014年購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2015年6月。
Bought and assembled in 2014. Final painted and completed in June 2015.
2016年3月撮影。
Taken in March 2016.

 中戦車っていうような大きさじゃないと思いますが、パンターでも中戦車ですし、パンターより小さいくらいのJS-2でも重戦車なので、よく分かりませんね。(笑) しかしキット付属の、当初計画の75mm砲ではこの戦車には小さい感じなので、搭載予定の88mm級の砲をオプションで付けてくれると嬉しかったです。
 キットはパンターくらいの大きさという感じです。キャタピラが可動組み立て式ということで非常に評価が高いキットです。「1ピースが2部品の接着かぁ、面倒くさいな」と思っていましたが、思いのほかサクサク組み立てることができました。なかなか優秀なキットです。
 実車は1輌が試作中に終戦、しかも砲の故障により取り外された状態でのみずぼらしい写真しか現存していないという、なんとも寂しい状況です。しかも説明書によると、量産計画もなかったらしいとのこと。値段も高いし、車体もかなりノッペリしていて、雑誌の作例もアッサリしたものばかり。。。というわけであまり購入意欲が湧きませんでしたが、完成させてみると、何コレ、あり得ないほどカッコいい!一目で日本戦車と分かるシルエットですが、そそり立つ大型砲塔と長砲身の主砲が、無骨で重厚なイメージを醸し出しています。シャーマンなんて敵じゃない、M26パーシングとも撃ち合えるんじゃないかと思えるほどの戦車に見えます。(実際は無理でしょうが。)
 そんなわけで、迫力あるジオラマ写真を撮りたくなったので、チャレンジしてみました。雑誌の作例などでは地面の上に乗っかっているだけで動きがないものが多いので、あまりカッコいい戦車だと思ってきませんでしたが、こういうカットももっと載せてほしいです。この戦車は、単品派の人にはノッペリして物足りないキットですが、ジオラマ写真派の人には、そのノッペリが気にならないくらい、カッコいい被写体です。高価なキットですが、日本軍ファンならずとも、必ず買うべきキットでしょう。
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