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ファインモールド 1/35
九七式中戦車チハ(増加装甲装着型)
日本

2009年購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2015年6月。
Bought and assembled in 2009. Final painted and completed in June 2015.
2016年3月撮影。
Taken in March 2016.

 前期型車体の九七式中戦車(いわゆる標準型)に増加装甲を付けた製品ですが、あまり厚い装甲ではない上、元々のボディにピッタリフィットしているので、写真のとおり、パッと見はフツーの九七式中戦車と違いがわかりにくいです。特徴的なマーキングなどもないため、あまりインパクトがない車種です。
 こんなレアな車両まで細かく調べて製品化したファインモールドに脱帽です。(安易なバリエーション展開などとは言わないように。(笑))

 ところで2000年以降、私は戦車をすべて黒立ち上げスプレー塗りで仕上げていますが、日本戦車迷彩をこの手法でやると非常に面倒くさいうえ、精神力と時間を多量に必要とします。日本戦車大好きですが、あまり作りたくありません。。。
1 まず全体を隈なくつや消し黒でスプレー塗装します。
2 迷彩のうち、草色を吹きます。
3 塗った草色部分を、練り消しでマスキングします。
4 軽くつや消し黒を再度スプレーし、練り消しからはみ出した草色を軽く黒で潰します。
5 迷彩のうち、茶色を吹きます。
6 塗った茶色部分を、練り消しでマスキングします。もちろん草色部分の練り消しはそのままです。
7 軽くつや消し黒をスプレーし、練り消しからはみ出した茶色を軽く黒で潰します。
8 迷彩のうち、土地色(濃茶)を吹きます。
9 練り消しをすべて剥がします。3色迷彩が完成です。
10 黄帯迷彩する部分以外を、練り消しでマスキングします。
11 黄色を吹き、練り消しを取り、完成です。

 この工程で日本戦車を1台仕上げる間に、ドイツの単色戦車なら4台、ソ連戦車なら5台は仕上げられます。塗る時間よりも練り消しマスキングの時間が膨大です。大きな装甲部分はいいですが、特に足回りが大変です。それに、ここまで練り消しを多用すると、作業中に必ずどこかが破損します。97式の砲塔ハチマキアンテナは、かなりの確率で破損します。あと車体の細い取っ手とか。
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