ドラゴン 1/35
M4A2シャーマン中戦車 76mm砲
アメリカ USA

2005年ごろ購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2014年8月。
Bought and assembled around 2005. Final painted and completed in August 2014.
2014年12月撮影。
Taken in December 2014.

 M4A2(76mm砲型)です。ドラゴンの品番6188のものです。ソ連軍のM4A2は人気がないのか、模型屋で奉仕品になっていたので買いました。
 もちろんM4A1と同様に、M4A2(76mm)は砲塔はもちろん車体も、M4A2(75mm)とは違うものです。M4A2(76mm)はほぼソ連軍でのみ使われた形式です。T-34/85より背が高い(被弾率が高い)うえに主砲の威力も弱いですが、ソ連製戦車と違って故障が少なく機械的信頼性の高いアメリカ戦車は、ソ連軍でも高い評価を受けていたようです。10台あれば10台とも動く、これがアメリカ戦車の最大の武器です。現代人にはあたりまえすぎですが、当時の器械はそんなものでした。
 よく戦車を攻撃力・防御力・機動力で評価する人がいますが、無益な評価法です。そのほかにも、生産性や、燃料の補給可能率、砲弾の供給可能率、戦車自体が故障なく動くかという稼働率を総合的に考えなければ、全く無駄な兵器になってしまいます。パンターDやティーガーⅡなどが良い例です。ティーガーⅡはほぼ最強の戦車ですが、撃破されるよりも燃料切れや弾薬切れで放棄されたほうが多いなんて話を聞く度に、兵器としては失敗作、資源・戦力のムダであったと評価せざるを得ません。


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