Zvezda ズベズダ 1/35
T-34/85 第183工場1944年生産型
ソ連 Soviet

1990年代後半購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2013年8月。
Bought and assembled in late 1990s. Final painted and completed in August 2013.
2013年9月撮影。
Taken in September 2013.

 砲塔は183工場製で、ドラゴンやタミヤと同じですが、ズベズダの特徴は2点。転輪がドラゴンと違いディスク式であることと、車体後面に当時の多くの実車写真どおり、ちゃんと発煙缶が付くことです。(スイマセン写真の角度では見えていません。)ドラゴンでは付いていないので、この点はズベズダの勝ちです。さすが本家ロシアのメーカー。手抜かりがありません。ディスク式転輪は、溝パターンがない、ツルッとした正しいものです。タミヤのT-34/85はT-34/76(1942)の転輪をそのまま使ったインチキ製品です。これは発売当時から、多くのモデラーに不満とされているところです。タミヤのように溝パターンのあるディスク転輪のT-34/85は、1943年型以外には存在しません。 加えて言えば、タミヤのは砲塔前部上面のボリュームがショボイ感じもします。21世紀の現代では買う価値がないというか、ドラゴンやズベズダの比較対象にはなりません。80年代に、業界で初めて1/35でT-34/85を製品化したという一点のみに、価値があるレトロキットです。
 組立は、ズベズダもドラゴンも、ついでに言えばタミヤも、大して労苦はありません。もともとあっさりした戦車で、ドイツ戦車のように細かいところなんてないので、どれもあっという間に完成します。
 ドラゴンT-34/85のところで書いた、砲塔自体の形状ですが、ズベズダは最も正しいと思います。ドラゴンのようにボリュームがありすぎることもなく、タミヤのようにショボイこともなく、さすが本家ロシアのメーカーだと思います。
 このように、スタイルはバツグンですが、最大の難点は、キャタピラがそのままでは使う気になれないような、分厚いベルト式というシロモノなんです。。。残念。写真のものはキャタピラはRPMの連結式に換えてあります。(絶版)

 フィギュアはMiniArt ミニアートのキット素組み、タミヤのキット(首はレジンに換装)、ICMのキット素組みです。
 タミヤの90年代以降のキットのソ連戦車兵って、戦車兵セットも、戦車に付属のものも全部ですが、ヘッドギアのボリュームが異様にショボくておかしな形をしています。70年代開発のキットのものはいい形なのに。タミヤがおかしな方向に進んでいることのいい例です。使う気になれないのでホーネットのレジンのヘッドに換装しました。
 MiniArt ミニアートのキットの顔の表情やポーズはとてもいいです。素組みですが、写真のとおりです。

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