2006年ごろ購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2013年6月。
Bought and assembled around 2006. Final painted and completed in June 2013.
2016年1月撮影。
Taken in January 2016.
古くはタミヤのＤ型がベストキットでしたが、Ｈ型後期型の足回りをそのまま流用しているので、細かい違いを気にしない人でさえ当時から違和感はありました。でも、80年代、90年代では、初期型Ⅳ号を模型化したこと自体に非常に大きな意義があったのです。
時代は進んで2006年、ドラゴンから決定版のⅣ号Ｄ型が発売されました。一度これを作ってしまったら、タミヤのＤ型がおもちゃにしか見えません。部品は細かいですが、あえて誰も文句はないでしょう。細かいのがキライでサクサク組み立てたい、というポリシーの私でも、全く文句ないのですから。パンターやT-34、シャーマンなどの合理化されたスタイルのメカ、じゃない繊細かつゴミゴミした、合理的・機能的だが全く生産的でない、芸術作品としての初期ドイツ戦車を存分に楽しめる素晴らしいキットです。（同様のコンセプトを持つⅢ号戦車は、独ソ不可侵条約締結時に一両ソ連へ送られましたが、「こんなの実戦用でない芸術（技術）参考品だろ。」とソ連軍に本気で勘違いされたそうな。）
