Maquette マケット 1/35
歩兵戦車Mk.Ⅲ バレンタインMk.XI
イギリス/ソ連

2000年ごろ購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2013年8月。
Bought and assembled around 2000. Final painted and completed in August 2013.
2016年1月撮影。
Taken in January 2016.

 70年代、バレンタインの初期型は1/72でエッシーが、1/76はフジミが出していましたが、後期型は戦車雑誌にも実写写真が少ないため、フルスクラッチも難しく、幻の戦車だと思っていました。模型雑誌でも、「人気のない」イギリス戦車を改造やフルスクラッチするような人がそもそもいませんでした。
 1990年代になりソ連が崩壊しロシアが混乱から立ち直りつつある時代、ロシアのマケットから、まさかの商品化。Mk.IXとMk.XIのコンパーチブル。東側メーカーは、西側メーカーとは目の付け所が違うと、バレンタインファンの私は泣いて喜んだものでした。
 Mk.XIはイギリス軍では活躍の場がなく、17ポンド自走砲アーチャー部隊の指揮車として砲兵隊で細々と使われただけなので(その場合、砲はダミーで、砲塔内には地図テーブルが設置されている。)、戦車としての戦闘場面はないはずです。そのため歩兵と絡んでいるカッコいいジオラマ写真にしにくいので、今回はソ連軍仕様で完成させました。1943年、すでにイギリスの戦車部隊では装備リストから外されていたバレンタインを、ソ連へ供与するためだけに生産していた、というのは有名な話です。
 2010年以降ではブロンコから新製品で出ていますので、組立に難のあるマケットのキットは安くても買わない方が良いです。

 フィギュアはタミヤの戦車搭乗兵セットと、往年の4体入りロシア歩兵セット。

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