Miniart ミニアート 1/35
歩兵戦車Mk.Ⅲ バレンタインMk.Ⅳ
イギリス

2014年ごろ購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2016年1月。
Bought and assembled around 2014. Final painted and completed in January 2016.
2016年1月撮影。
Taken in January 2016.

 ミニアートのキットです。細かい部分も多いですが、バレンタインⅠ~Ⅳについては、AFVクラブよりはミニアートのほうを気に入っています。値段の問題と、キャタピラが連結式であるからです。(バウマンはマージンが高いので、バウマン取扱製品は海外から買ったほうが安いです。)
 当初はイギリス軍のバレンタインⅡとして完成させるつもりで買いましたが、拙い旧VMの製品とはいえバレンタインⅡは持っているし、ダークグリーンのバレンタイン初期型を見てみたいしで、結局製品のとおり、ソ連へ送られたバレンタインⅣとして完成させました。実車はⅠとⅣとはエンジンが違うだけで、同じものです。ⅢとⅤも同様です。
 砲塔上のリモコン機関銃は写真を調べるとソ連軍でも使用されてるので、そのまま取り付けました。写真の号車がつけていたかは不明ですが、撮影された頃はともかく、受領時など装備されていた時期もある、ということにしました。
 北アフリカが1941~42年の主戦場でなければ、バレンタインは本来のこの色が主流だったはずですね。
 しかしソ連へ援助された戦車はマチルダ、チャーチル、スチュアート、リー、シャーマンなどが主なものですが、バレンタインの評価がダントツで高かったというのが不思議です。一番華奢な感じがしますが、主砲のみ不満としか聞かないため、ロシアの酷寒の大地でも機動性・信頼性バツグンだったようです。
 そして私も小さい頃から、バレンタイン大好きです。80年代、戦車マガジンでバレンタイン戦車の特集をやったとき、感激して数行程度ですが感想を書いて送ったら「読者コーナー」に掲載されました。日本ではマイナー扱いされているバレンタインの特集に反応があったことが、編集部にとっても「やったかいがあった」として嬉しかったのでしょう。2010年代の今でも日本ではドイツオタにしか市民権が認められておらず、バレンタインなどイギリス戦車好きは属領民族扱いですし。
 少年時代はフジミ1/76やエッシー1/72しかない時代でしたが、今や1/35でバリエーションも含めてすべてキット化されています。タミヤあたりで「サクサク組みやすい」バレンタインを出してくれたら、10個くらい買うんですがねえ。

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