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Tamiya タミヤ 1/48
T-34/76
クラスナヤ・ソルモヴォ工場(112工場)製1943年型
ソ連 Soviet

2007年ごろ購入、組立。ウェザリングまで行って「完成」したのは2015年6月。
Bought and assembled around 2007. Final painted and completed in June 2015.
2016年1月撮影。
Taken in January 2016.

 タミヤの1/48です。70年代に、タミヤはほぼこれの1/35を発売しましたが、細かいところでエラーが多く、修正版を1/48で発売したものがコレです。目立つエラー箇所はライトの位置、砲塔ペリスコープのバージョンなどですが、見事に修正されています。
 年式呼称と生産時期、使用時期の整理が難しいT34。タミヤのコレは1941年型という商品名になっています。それはそれで正しいですが、「1941年型」最後期型で、112工場で1943年春~夏に生産された型です。低姿勢砲塔の1943年型とも言います。183工場では背の高い六角砲塔が1942年秋から生産に入っていましたが、112工場ではこの1942年型最後期型の次に生産されたのはT34/85(1943年型)です。112工場では六角砲塔のT34/76は生産されていません。

 そんなわけで、このキットの型が主に使われたのは1943年春~クルスクのころなので、注意が必要です。間違っても1941年冬のモスクワや、1942~43年のスターリングラードに登場させてはいけません。冬季迷彩が見られるのも、1943年冬以降に生き残っている車両だけのはずです。

 ところでこの写真を見ていると、1/35よりも出来が良いように思えてきます。1/48兵士も、現物はモールドが物足りないですが、この写真の程度では、1/48だか1/35だかわからないような感じです。ライトモデラーにとっては1/48は手軽なサイズで手軽に組み立てられるので、非常に良いシリーズです。1/35ではタミヤが出していない戦車をもっと充実させてほしいですね。それに兵隊も。現在のところ、1/48はタミヤ1社だけでやっているようなものなので、もっと広がっていろんな製品が出てくれると嬉しいです。
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