普通、プラモデルを撮るときは下からあおり気味にすると良いのですが、平ぺったいクルマの場合、何だか分からなくなりがちですので、ボンネット上面もそれなりに見える高さにしました。
また、写真に動きを出すときは、地平線を傾けた構図にしたほうが良いので、画面右を上げています。右上げにより、下からあおり気味のレンズ位置にもかかわらず、ボンネット上面が多少見えるような構図にしてあります。（右上げの相乗効果です。）
さらに、Ｚはノーズがフラットでカッコいいので、全体が平ぺったく見えるよう、上記の微妙な構図を調整したうえで、レンズワークにも気を使ってあります。気なしに撮ったら、もっと立ったシルエットにしかならないと思います。具体的には、レンズは17mmから70mmというものを使っていますが、広角側20mmくらいの位置で撮りました。17mmではあまりにも広角がかかりすぎて、これまたおかしなシルエットになってしまったので、ちょっと緩めて20㎜になりました。カメラ自体の距離やライティング位置＆距離は写真のとおりです。Ｆ値はもちろん最大の25（カメラとしては29まで行けますが、このレンズ長の場合25が最大。）ですが車体後部まではピントが合いませんね。シャッター速度は2.5秒でした。照明は100W電球です。
シャッターはタイマーにして、両手で背景板を動かして流し撮影しています。というわけでデジタル処理ではありません。完全なアナログ撮影デス。
デジタル処理で、ホイールを回転させたいところですが、私の持っているソフトでは難しいです。もっと高いの（フォトショップの、エレメンツじゃないやつ）なら可能と思われますが。。。
