６角形の佐官・尉官肩章が実在しますが、規定では存在しません。1943年1月15日付け軍令25号・1943年2月18日付け内務令126号では、確かに五角形で規定されています。（海軍は法令がそもそも６角形で規定しています。）１９４３年の肩章改定の次は、１９５５年です。その間、肩章を６角形にするという法令は、赤軍（後年の陸軍・空軍）・ＮＫＶＤ各軍（及び後継組織）ともに出ていません。どうやら、流行でそうなってしまったようです。６角形のほうがわずかに大きく、格好もいい。派手派手な方向へ指向性のあるソ連人の典型的な例です。（笑）結局、1950年前後に実際は全員が６角形の肩章に変わってしまいました。
　なお、帝政時代は肩章は６角形なので、復古調とも言えます。