高校時代に、旧キットを買いました。当時生きていた祖母が、「蟹みたいだねえ。」と言っていたのが非常に印象に残っています。言われてみると、もとのズゴックは蟹には見えませんが、このズゴックEは上半身の形や爪の配置が本当に蟹ロボットって感じのシルエットですね。たぶん、デザイナーは元のズゴックをもっとカッコ良くと思って自信満々で描いたデザインだと思いますが、冷静に見たらただの蟹ロボなんですね（笑）。
ＯＶＡ「ポケットの中の戦争」はいまだに見ていないので、ストーリーや活躍はほとんど知りません。80年代終わり頃の旧キット発売時は元のズゴックよりもカッコいいと思っていましたが、25年後のいま並べて見ると、元のズゴックの方がカッコいいと思います。こういうアレンジデザインって、発表時点ではすごくインパクトがあるんですが、10年とか20年とかの年月が経つと、やっぱりオリジナルのほうの良さがじわじわ伝わってくるんですよね。アレンジや二番煎じは飽きられるのも早く、オリジナルは永遠ということですかね。
胴体はクレオス36グレー74（ドイツ空軍色）、手足はクレオス31軍艦色１（アメリカ軍艦色）を使い、設定よりも暗めに仕上げました。
