80年代初期、ガンダムの次に爆発的にヒットしたのがダグラムでした。しかしアニメモデルの巨人であるバンダイが版権を取って製品を販売したりしなかったため、あまり見かけることもなく、80年代を生きていない若い方々には、ダグラムがどれくらい流行ったか分からないと思います。しかしボトムズ、マクロスと比べるまでもなく、80年代に限って言えば「ガンダムの次」に位置づけられるほど流行りました。子ども向け関連グッズもおびただしいほどでした。(2017年にやっと、バンダイダグラム第1号としてHI-METALの出来合い製品が出た状況です。)
80年代当時、プラモデルのダグラムシリーズはタカラからスケールアニメキット(SAK)として企画販売されました。ダグラムは陸戦主体のアニメでしたので、戦車モデルのように楽しむものと企画され、ハコの横にも必ずジオラマセットを組んだ写真がついていました。
また、同スケールのミリタリーモデルと組み合わせてジオラマセットを組むことも暗に推奨されていたようです。
ただ、1/48も1/72も、金型の製作は日東科学でした。タカラは純然たるおもちゃメーカーで、金型製作のノウハウがなかったためです。1/144はそのまま日東からの販売となっていました。
他にノンスケールで「ビギナーズコレクション」という、「手頃な大きさ」で「手頃な値段」のシリーズも発売されていました。キャノピーも本体と同じ成型で、クリアーパーツではないのが残念でした。(一つも買ったことがありません。)
ダグラム販売促進のために、タカラから「デュアルマガジン」なる雑誌も販売され、そこでは本格的なジオラマセットが紹介されており、当時の模型少年の心を鷲掴みにしたものです。そこではまさしく、スケールモデルのフィギュアなどと組み合わせたジオラマ作品が紹介されていました。
自分もやってみたい、と思って1/72のジープやフィギュアなどを作っているうちに、だんだんと戦車モデルそのもののほうへ関心が移っていきました。
私のように、ダグラムプラモから戦車モデルの世界に踏み込んだ人は、どれくらいいるのでしょうか?
以下は手元にあるキットの紹介です。
●以下のモノなどがありませんが、べつに全種コンプリートを目指しているわけではありませんので、リーズナブルな値段でゲットできる機会がなければ、買う予定はありません。(^^)
1/48 クラブガンナー
1/48 テキーラガンナー
1/72 ブロムリー トレーラー
1/72 アイバン トレーラー
1/72 ハンググライダー付きダグラム
1/72 ハンググライダー付きソルティック
1/72 対空連装砲ザック付きダグラム
あと何かありましたっけ?
初版(81年〜)→再版(白黒パッケージ)→童友社版(90年ごろ)→タカラ再版(98年)
という順序で販売されたようです。
1/48 デロイア7 |
1/72 デザートガンナー 初版 |
1/48 ネイティブダンサー 初版 |
1/72 インステッド 初版 |
1/72 マベリック 初版 |
1/72 マベリック 再販 |
1/72 ブリザードガンナー 初版 |
1/48 1/72 グランドサーチ 初版 |
1/72 コンバットビーグルセット 初版 |
プラモデルに入っていたりするチラシ類です。
カラー配合表 |
映画チラシ |
1998年チラシ |
SAK 3D HOBBY 1982 02 |
SAK 3D HOBBY 1983 03 |
200円統一のシリーズで、キャノピーもクリアーパーツです。
ヒジが曲がらない、上腕下腕一体成型の仕様が多いです。
2015年に、童友社から全種セットで限定発売されました。
下の8種に、物語前半版ダグラムと、ミサイルポッドのついた後半版ダグラムを足した10種で全部となります。
ソルティック |
クラブガンナー |
ブロックヘッド |
ブロックヘッド |
24部隊ソルティック |
アイアンフット |
ビッグフット |
ブリザードガンナー |