飛行情景 撮影の方法

 基本的に、アナログ特撮をしています。デジラマでは、超上手に処理できる人以外は、どうしても嘘くささが残ってしまうからです。(凡人の私には無理だからです。)  



 撮影中の風景です。
 ついたてに、A3印刷した写真を貼り付けて、飛行機は3mmアルミ線で浮かせています。
 印刷用紙は「ELECOM 光沢紙 インクジェットプリンタ対応 薄手 A3サイズ 20枚入り EJK-GUA320」を使っています。
 A3 size photo for background. An airplane is hold by 3mm aluminium line.


 飛行機は、最近は機体下部に3mmの穴を空けて完成させています。飛行姿勢のモデルなら、飾るときもスタンド用の穴があっていいと思うからです。多くのモデラーさんは、ないはずの穴を空けるのは抵抗があると思いますが。
 昔に作ったモデルや、固定脚のモデルは穴を空けていないので、写真のようにセロテープで無理矢理固定しています。デカールの上にテープを貼るとデカールが剥がれてしまうので注意します。
 I made a 3mm hole on the model.
 Or I fix by tape. Attention, don't break a decal.


 もしくは、こんな形に針金を曲げて、
 Or I bend a line to this shape.


 尾翼や主翼を挟み込んで固定します。ただし、尾翼は接着が弱いため壊れやすいです。また主翼を挟む場合、紫電のように中翼配置ならいいですが、紫電改のように低翼配置の場合は針金が死角に隠れてくれません。
 Attention, don't brake a wing.


 さて、ここが隠し味ですが、ほぐした脱脂綿を、シャッターが開いている間、レンズ前で通過させます。私の場合は通常、F29、シャッター速度3.2秒です。
 なぜこんなことをするのかと言うと、「空気を写し込む」ためです。これをやらないと、コントラストがハッキリクッキリ写りすぎるのです。現実にはレンズからの距離が遠くなればなるほど、空気のために物が白くかすんで見えます。それを表現しているのです。

 プロペラは、ドライヤーで風をあてています。結構揺れますが、それなりにブレずに写ってくれるので不思議です。
 I pass a cotton in front of the camera. (F29, around 3.2sec)
 This is to take "air" in the picture. If without the cotton, the picture will be too clearly.
 The propeller is given wind by a hair dryer.
 The model is vibrating by wind, but strange to say, the picture will be fine.
 

 撮影したら、フォトレタッチソフトで針金を一生懸命消します。多少根気が要る作業です。
 I retouch the aluminium line in the picture by a pc soft.


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